それから陽太は少しびびりながら、眠っているおじさんを夢中になって観察し始めた。
「姉ちゃん。このことは絶対に父ちゃんや母ちゃんには内緒だぞ!」
「やっぱり、まずいよね」
「まずいに決まってんだろ! 俺が拾ってきたあの可愛い子犬だって、父ちゃんはその日のうちに交番に連れてっちゃったんだぜっ」
「そうだったね。陽太が大泣きしてたのにねっ」
「あいつら大人は冷血人間だ! この変な妖精だって、あいつらに見つかったら研究所とか保健所に連れていかれるぜっ」
「確かに……」
「とにかく、この変な妖精は俺達で守らないと!」
「うん、そうだねっ」
陽太の妙な正義感に、感心して同意する。
「姉ちゃん。このことは絶対に父ちゃんや母ちゃんには内緒だぞ!」
「やっぱり、まずいよね」
「まずいに決まってんだろ! 俺が拾ってきたあの可愛い子犬だって、父ちゃんはその日のうちに交番に連れてっちゃったんだぜっ」
「そうだったね。陽太が大泣きしてたのにねっ」
「あいつら大人は冷血人間だ! この変な妖精だって、あいつらに見つかったら研究所とか保健所に連れていかれるぜっ」
「確かに……」
「とにかく、この変な妖精は俺達で守らないと!」
「うん、そうだねっ」
陽太の妙な正義感に、感心して同意する。


