もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

張りきって階段を下りていき、勢いよくリビングのドアに手を掛ける。


けれども、すぐには開けずに耳を傾けた。


聞き捨てならない会話が聞こえたからだ。


「母ちゃん。姉ちゃんヤバいよ! 1人で喋って、1人で笑ってんだぜ」


「やだーっ、本当に!? そういえば今日、なんだか変だったわよね」


母親と陽太が、優衣を病気だと疑っている。


「まじでヤバいって! まぁ、姉ちゃんの人生、潤いがないからなぁ」


(まずーい! このままだと私、病院に送られちゃうよーっ。やっぱり、陽太には話しておくべきだね。うん、うん……)