もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「驚いたーっ」


『ソウカイ!?』


おじさんは、澄ました顔で座っている。


(おじさんだって驚いてたくせに!)


強がるおじさんを笑いながら、一応ドアの向こうを確認する。


「陽太の部屋は隣りだからね。やっぱりバレちゃうかなぁ?」


『ワタシは、バレちゃってもカマワナイヨ。ベツニ、疚しい(やましい)ことをしてる訳ジャナイシ』


「いやっ、やましいでしょ! うん、間違いなくやましいよ」


1人で納得しながら、クローゼットに進んでいき着替えを始める。


「おじさん。食事を済ませたら、何か食べる物持ってくるからね」


『ワタシは、食べる物はイラナイヨ』


「えっ、何も食べないの!?」


『トキドキ、花の蜜や木の実をネッ』


「あっ、それは妖精っぽい」


『ソウダ!』


「どうしたの?」


『イヤッ、ヤッパリそれは厚かましいからイイヤッ』


「な〜に?」


おじさんは体裁悪そうに、寝床を作り始めた。