もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「優衣ーっ、じゃあね! バイバーイ」


「えっ?」


教室の入り口に立っている沙也香と走り寄った瑞希が、いたずらっぽい笑顔で手を振っている。


「ちょっ、待っ、ドーナツ!」


慌てる優衣を笑いながら、瑞希が叫ぶ。


「たまには、優衣抜きで沙也香と語りたいからーっ」


「はっ! 何それ」


その言葉を聞いた沙也香が、嬉しそうに瑞希の腕に絡み付いて叫ぶ。


「そこの2人ーっ、ケンカしないで仲良くね!」


「ラブラブ〜っ」


ひやかしながら、


あっさりと背を向けると、


2人は腕を組んで、楽しそうに行ってしまった。


「いいの?」


キョトンとしながら、大谷が優衣を見る。


「うっ、うんうん!」


一瞬の出来事に唖然とする優衣。


ドーナツを引きずったまま、大谷と仲良く学校の門を出る。