もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「優衣!」


慌ただしく布団を捲る母親。


「んーっ、眩しーっ!」


煌々と眩しく光る電気の明かりが、優衣の目に直撃する。


「優衣、大谷君が来てるわよ」


「えっ?」


「リビングに入ってもらおうとしたんだけど、外で待ってるって……」


「……大谷っ!?」


「うん……!?」


混乱しながら起き上がり、慌てて階段を飛び下りる。


洗面所の鏡の前に立ち、一応、身だしなみを整えていると……、


「おじさん追い出しといて、男かよっ」


陽太が、すれ違いざまに嫌みを言う。


「はっ! 何言ってんのっ」


陽太の言葉を軽く流し、さっさと玄関のドアを開ける。


門の外には制服のままの大谷が、申し訳なさそうに立っていた。