もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

その頃……、


泣き疲れた優衣は、ベッドの中でそのまま眠りに就いていた。


全てを忘れ……、


現実から逃げるように……。


当たり前の毎日の中で、新しい何かが始まっていることにも気付かず……。


当たり前の毎日にも、終わりがあるということにも気付かずに……。


カーテン越しに射し込んでいた微かな夕陽の色も完全になくなり、その夜は更けていく……。