もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

『オトーサン!』


おじさんが、父親を見る。


父親はソファーに座って、白々しく新聞を読んでいる振りをしている。


母親はおじさんを手のひらに乗せたまま、父親の真正面に座った。


『オトーサン! お世話になりマシタッ』


「いやっ、私は何も……」


おじさんは嬉しそうに微笑みながら、父親の顔を覗き込んだ。


『オトーサンは、強い陽射しが照りつける真夏の暑い日には、サンルームに陽除けを付けて下さいマシタ……。寒さがキビシー真冬には、隙間風が入らないヨーニ、サンルームを修理して下さいマシタ……。オトーサン! 気付かない振りをしてまでワタシを置いて下さり、感謝してイマス!』


父親は嬉しそうに微笑むと、テーブルの上に新聞を置いた。


「気付いてらしたんですかぁ」


『ハイッ。ワタシは妖精デスカラ』


父親とおじさんが、楽しそうに笑い合う。