もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

『ヨータ! 男だったら泣いたりシナイデ、大切な人を守れる強い人間になってオクレ』


「まじで行っちゃうのかよっ」



『ヨータと戦ったオセロのゲーム、楽しかったナァ……。ナツキと見た花火は、ホントーに綺麗だったナァ』


声を殺しながら、激しく泣きじゃくる陽太。


「ウーーッ、ウッ……」


「ただいまぁ」


玄関からは、父親と一緒に荷物を運び入れる、母親の嬉しそうな声が聞こえてくる。


『ヨータ! オトーサンとオカーサンにご挨拶させてオクレ』


「えっ、父ちゃんにも?」


『ソッ』


陽太は泣きながら、おじさんを右の手のひらに乗せて、2人の居るリビングへと下りていった。