もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

廊下で話を聞いていた陽太が、すぐにおじさんを追い掛ける。


「おじさん……、姉ちゃん最悪だなっ」


『ユイにも、色々と事情があるカラナァ』


「って、おじさん! 何してんだよっ」


おじさんは、自分の身のまわりのものを綺麗に片付けて、荷物をまとめている。


『コレッ? 旅支度ダケド』


「旅支度って、うちを出ていっちゃうのかよ! あっ、姉ちゃんがあんなこと言ったから」


『イヤッ、そうじゃナクテ』


「じゃあ、なんでなんだよっ」


『ソレは……、時が来てしまったカラッ。旅立ちの時が……』


「旅立ちの時って……、ダメだよっ! どこにも行かないでよっ、ウワァーッン……」


泣きながら、おじさんを引き留めようとする陽太。