もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

おじさんは目をうるうるさせながら、優衣を見た。


そして、何か考えている。


「どうしたんですか!?」


『イヤァ、それは有り難いのダケレド、アナタの親御さんが何とイウカ……』


「お父さんやお母さんには内緒で、私の部屋に連れていきますよ」


『そうカイ!? ソレナラお言葉に甘えようカナッ』


(即答!? しかも、もう荷物まとめてるし)


おじさんの行動力に圧倒される優衣。


『サァ、早くイコーッ!』


おじさんは優衣を見上げていながら、上から目線でそう言った。