もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

やっとの思いで家に辿り着き、玄関のドアを開けようとすると、これから出掛けようとしている母親と出会した。


「あらっ、優衣! 予備校は!?」


「怠いから休む」


「まぁ、大丈夫?」


心配して、優衣の額に手のひらを当てる母親。


「熱はないみたいだけど、顔色が悪いわねぇ」


「お母さん、出掛けるの?」


「そうそう! お父さんと待ち合わせしてるから一緒に買い物してくるけど、夕飯何がいい!?」


「何も食べたくない……」


青白い顔で2階に上がっていき、サンルームには立ち寄らずに自分の部屋にこもる。