もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

ピカーーッ、ゴロゴロッ、バリバリバッキーン!!!!


おじさんは更に目を見開き、両手で耳を塞いで、もうパニック状態に陥っている。


「こんなところに居たら危ないのに……」


優衣は独り言のように、小さな声で言った。


『ヘッ!?』


(えっ、今のは聞こえたんだぁ?)


意外なところで反応され、調子が狂う優衣。


怯えるおじさんが、少し可哀想になった。


「あのーっ、ここはとても危険だと思うので、よかったら家(うち)に来ませんか?」


『いいのカイ!?』


(反応早っ!)