もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

大谷に真っすぐ見つめられると、優衣は悲しくなる……。


夢の中の大谷と重なり、愛しくてたまらなくなる……。


隠さなければならないこの想いで、胸が苦しくなる……。


「そっか……」


珍しく、淋しそうに呟く大谷。


(何、この反応!?)


意外な展開に、戸惑う優衣。


見ないようにしてきた自分の気持ちが、いっぱいになって溢れだす。


“好き”という感情の流れを止めていたプライドが、呆気なく崩れていく……。


(私、やっぱり、大谷のことが……)


その時、


突然、まわりがざわめき始め、A組の教室前の廊下に人が集まってきた。


「えっ、なーに!?」


背伸びをしながら、その方向を覗き込む優衣。


「あいつら、美山のことが気に入らないらしいぜ」


余裕で眺めながら、大谷が説明する。