もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

張り詰めていた空気も、取り合えず緩む昼休み……。


「よっ、早川優衣!」


「あっ、大谷」


教室前の廊下で、大谷とすれ違った。


「またB組?」


「うん。大谷はA組だよねっ」


「おーっ。早川優衣が居ない教室は、静かで平和だぜ」


(相変わらず無神経なヤツ! まじでムカつくーっ)


「こっちこそ! あっ、それから、進路が決まるまではバイトにも行かないから、しばらくは大谷の顔を見ない穏やかな日が続くわぁーっ」


「まじで!」


空元気で強がる優衣を、真剣な顔で見つめる大谷。