もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「ただいま〜」


母親の後ろに隠れるように、父親の前を通り過ぎようとする。


「何時だと思ってるんだっ!」


「ごめんなさいっ……」


立ち止まって、父親と向かい合う。


「まっ、とにかく入りなさい」


「はいっ……」


玄関に入るとすぐに、2階に上がろうとしている陽太とすれ違った。


「陽太も、ずっと探してくれてたのよ」


母親が、振り返りながら説明する。


「陽太、ごめん」


「バーカッ、姉ちゃんを心配してたんじゃねーよっ」


「くっ!」
(悔しいけど、今は言い返せない……)