もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「早く乗りなさいっ」


「はいっ」


遠慮がちに、後部座席に飛び乗る優衣。


「怪我してない!?」


「うん」


「妖精さんは無事なの?」


『オカーサン! 心配掛けてスイマセン……』


おじさんはマフラーから身を乗り出し、母親の顔を覗き込んだ。


(あっちゃーっ! 先に言われちゃったし)


「こちらこそ、すみませんでした」


母親が、申し訳なさそうに頭を下げる。


「お母さん、ごめんなさい」


おじさんに便乗するように、優衣も謝ってみたが……、


「………………」


母親の返事はない。


(えっ、無視!???)


黙ったまま、ゆっくりと車を発進させる。