もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

その灯りは徐々に大きくなり、強く眩しいライトの光となって、優衣達に近付いてくる……。


間違いなく母親の車である。


「うわっ、怖い!」


おじさんを肩に乗せたまま、車道に向かって歩きだす。


やがて、優衣達の目の前に、恐ろしいくらいに眩しく光る白い車が停まった。


(運転してるのは、鬼かもしれない……)


恐る恐る車に近付くと、


不気味な音をたてて、運転席の窓がゆっくりと開かれた。


「あっ、お母さん」


車窓から、憔悴しきった母親の顔が覗く。


優衣の姿に安心したのか、瞳に涙を浮かべる母親に、もう、怒鳴りつける力はない。