もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

『ところで、ユイ! イッタイどの辺で、ワタシが居ない事に気付いたんダイ!?』


「うーんとねっ、駅に着く頃だったかなっ」


『へッ!? って事は、ワタシを置き去りにしてバスに乗っちゃったのカイ?』


「うん?」


『ワタシが寒さに震えながら下山してたアノ時、ユイは、アッタカァいバスの中に居たのカイ?』


「う、うん……」


『ヒドッ』


間近で睨むおじさんを、優衣は見て見ない振りをする。


(まずーいっ……、すぐに気付いたって言っとけばよかった。あ〜あ、怒っちゃってるよっ)


おじさんをチラチラ見ながら、言い訳を考える……。