もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

おじさんをそっと下ろすと、覚悟を決めて携帯を握り締める。


「もしもし……」


「優衣っ、優衣なの!!」


「うんっ。お母さん、私ね……」


それから優衣は、おじさん捜索活動についての一部始終を母親に説明する……。


黙って最後まで聞いていた母親だったが、


何かの弾みで、突然ぶちキレた。


「だからーーっ、危ないって言ったでしょーっ!」


巻き舌で怒鳴り散らす母親に、優衣はもう太刀打ちできない。


「はっ、はいっ。ごめんなさい!」


「とにかく、今すぐに行くから、そこを動くんじゃないわよっ!」


「はいっ」


「あっ、それから、瑞希ちゃんに連絡しておきなさい」


「はいっ、分かりましたっ」