もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

涙を抑えながら揃えた両手のひらを差し出すと、おじさんはその上にピョコンと飛び乗った。


「あっ、おじさんっ怪我してるじゃん!」


おじさんの右の頬には、猫の髭(ひげ)のような2本線の傷が付いている。


『コンナの、何でもナイヨ』


「おじさん怖かった? 寒かった!? おじさん……、私を許してくれる?」


おじさんは、凍り付いた優衣の姿を愛しそうに見つめている。


『コンナに冷たくなるマデ、一生懸命にワタシを探してくれたのカイ!?』


「うんっ」


『ユイには、ワタシが必要ナノカイ!?』


「うん、うん! 絶対に必要だよっ」


『ユルスッ』


「おじさーん!」


いつもの笑顔で喜ぶ優衣。


おじさんも嬉しそうに微笑み返している。


「おじさん、だーい好きっ♪」


優衣は両手を引き寄せて、おじさんの頬にキスをした……。