突然、通りすがりの細身の男が、必死に這いつくばる優衣の前で止まった。
「コンタクトでも落としたの?」
「あっ、いえっ、違います……」
「もう、諦めたほうがいいよ。ほらっ、また大粒の雪が降りだしてる」
「えっ!?」
見上げた夜空からは、大きな牡丹雪が次から次へと降り掛かってくる。
「急がなきゃ!」
更に慌てて探し始める優衣。
その男は呆れて、サッサと滑り下りていってしまった。
「おじさ〜〜ん……」
(雪に埋まっちゃったのかなぁ……。もしかして、死んじゃったのかなぁ……)
「おじさ〜ん、お願いだから出てきてよ〜っ! ヒック、ヒック……」
被っていたおじさんとお揃いの白いニット帽は凍り付き、優衣の瞳からは涙がこぼれ落ちる。
「コンタクトでも落としたの?」
「あっ、いえっ、違います……」
「もう、諦めたほうがいいよ。ほらっ、また大粒の雪が降りだしてる」
「えっ!?」
見上げた夜空からは、大きな牡丹雪が次から次へと降り掛かってくる。
「急がなきゃ!」
更に慌てて探し始める優衣。
その男は呆れて、サッサと滑り下りていってしまった。
「おじさ〜〜ん……」
(雪に埋まっちゃったのかなぁ……。もしかして、死んじゃったのかなぁ……)
「おじさ〜ん、お願いだから出てきてよ〜っ! ヒック、ヒック……」
被っていたおじさんとお揃いの白いニット帽は凍り付き、優衣の瞳からは涙がこぼれ落ちる。


