もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「痛いっ」


レベルの高い滑りを魅せる上級者が、氷の破片を散らしていく……。


仲間同士で楽しそうに滑っていくグループが、優衣の行動を気味悪がる……。


重なり合って滑っていく恋人達には、存在すら気付かれない……。


そうして、何人ものひとが通り過ぎていく……。


「あっ! 確か、この辺じゃないっ」


転倒した場所に辿り着くと、更に身を低くして細かく探し始めた。


「おじさーーん、おじさーーん!」


形振り構わず、


無我夢中になって、


ひたすらおじさんを探し続ける……。