もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

ヒューーーッ、ヒューーッ……。


サラサラだったパウダースノーはガリッガリッに凍り付き、


美しい雪景色は、恐ろしい氷の世界へと化していた。


頂上に辿り着くと、ボードを抱えたまま、コースの端から端まで丁寧におじさんを探し始める。


気が遠くなるような広いゲレンデを……、


人工的なライトの明かりだけを頼りにして……、


絶対に見落とさないように……。


「キャーーーッ!!」


急な斜面で滑り落ちたり……。


「もーーっ!」


深い雪に足を捕られ、身動きができなくなったり……。


「おじさーーーん!!」


颯爽(さっそう)と滑っていく人達の中、中腰という不恰好な姿で、氷のような雪の上を必死に歩き続ける……。