もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

急いでバスを降りると、まずは、そのバス停からゲレンデに続く道を細かくチェックしながら歩く……。


「やっぱり、あそこしかないよね」


靴を履き替え、ボードを抱えると、1人勇ましく頂上へと繋がるペアリフトに乗り込んだ。


「おじさーーーん!! おじさん、どこーっ!」


前のリフトに乗っているカップルがその叫び声に気付き、振り返って笑っている。


「虚しい……、悲し過ぎるっ。おじさん、早く出てきてよーっ」


突き刺すような厳しい寒さの中、優衣は目を見開いて、あちこちを見渡す。