もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「まだ着かないのーっ!」


スキー場までの道のりが、異常に長く感じられる。


窓の外はだんだんと薄暗くなり、バスの中にも明かりが灯された。


不安と恐怖の闇が、孤独な優衣を襲う……。


「もーっ、なんで気が付かなかったのーっ!」


おじさんをすっかり忘れていた自分が腹立たしい……。


イライラしながら愕然とバスに揺られていると、薄暗い景色の向こうに、ようやく、ナイター用にライトアップされた眩しいゲレンデが見えてきた。


「神様! どうか、おじさんが見つかりますようにっ」


強く、願う……。