もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

バスから降りると、工藤は優衣と同じ道を歩きだした。


「家まで送るよ」


「えっ、大丈夫です!」


「なんか心配だから」


「全然、平気です! ひろ先輩のお蔭で、もうすっかり元気になりました」


「ほんとに、だいじょぶ? 」


「はい、間違いなく大丈夫です!」


「じゃ、気を付けてよ」


「はい、絶対に気を付けます!」


工藤と別れたあと、優衣は家に帰ると見せかけて……、


駅前広場の曲がり角に身を潜めた。


工藤が立ち去るのを、じっと待つ。