もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「おーっ! 復活してるーっ」


「えっ、本当にーっ」


その喜びにつられ、覆っていたお絞りから顔を出してしまう。


(あっ、まずい! 泣いてる顔見られちゃった)


すぐに下を向く……。


そんなことには気付いていないかのように、明るく振る舞う工藤。


「まだ、赤いなぁ……。新しいお絞りもらってくるね」


そう言って席を立った。


(ひろ先輩、本当は私が泣いてること分かってるんだぁ。私は、ひろ先輩のこといつも適当に扱ってるのに……)


工藤の優しさが優衣の胸に沁みる……。


それから2人はそれぞれに帰る支度を済ませ、スキー場のバス停に向かった。