「はいっ、とにかくこれでその顔を少しあっためるといいよ」
ほっかほかのお絞りを手渡す工藤。
「ありがとうございます……」
優衣はそれを広げて、顔全体に当てた。
「あったかぁーい」
暖かさが、じんわりと沁みてくる……。
同時に、止まっていたはずの涙が、また熱く溢れだす。
(もう、泣いちゃダメ! ひろ先輩にバレちゃうよ)
「ゆいちゃん……、帰ろっかぁ」
「えっ、でも……」
「じゅんぺー達には、メールしとけばいいよ」
「えっ」
お絞りで顔を覆ったまま、聞き返す。
「あっ、そっか」
自分の携帯に反応がないことを思いだした工藤は、ポケットから取り出すと、念を入れながらもう一度開いた。
ほっかほかのお絞りを手渡す工藤。
「ありがとうございます……」
優衣はそれを広げて、顔全体に当てた。
「あったかぁーい」
暖かさが、じんわりと沁みてくる……。
同時に、止まっていたはずの涙が、また熱く溢れだす。
(もう、泣いちゃダメ! ひろ先輩にバレちゃうよ)
「ゆいちゃん……、帰ろっかぁ」
「えっ、でも……」
「じゅんぺー達には、メールしとけばいいよ」
「えっ」
お絞りで顔を覆ったまま、聞き返す。
「あっ、そっか」
自分の携帯に反応がないことを思いだした工藤は、ポケットから取り出すと、念を入れながらもう一度開いた。


