もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「だから! 嫌だって言ってるでしょ!!」


体を避けながら工藤の腕を振り払った。


その勢いで、


なんと、工藤の黒い携帯が山林地帯の深い雪の中に落下!


「えっ!?」
『ヘッ!?』


驚く優衣とおじさんのあとを追うように、工藤が叫ぶ。


「うぉーーーっ!!」


携帯を追うかのように、工藤はリフトから身を乗り出した。


「ひろ先輩、危ないっ!」


とっさに叫んだ優衣の声で、我に返る工藤。


決して、飛び降りることのできないその高さに気付く。


『プッ、プププッ…』


焦りまくる工藤に、吹きだすおじさん。