もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

工藤は、警戒する優衣を豪快に笑いながら携帯を取り出し、メールの確認を始めた。


「おじさん……」


気付かれないように、ポケットを開いておじさんを呼ぶ。


『ウッ、マブシー! メガッ…』


「どうしたの?」


『メガ、ヤラレルッ! ハヤク、シメテオクレッ』


「……おじさん、寝てるの?」


おじさんは、手のひらで顔を覆ったまま動かなくなってしまった。


笑いを堪えながら、人差し指でおじさんの頭をつっ突いてみる。


『イタッ! ナニスルンダヨッ』


眩しそうに、ポケットの中からゆっくりと顔を出すおじさん。