もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「ゆいちゃーん!」


店の入り口で、嬉しそうに手を振る工藤。


「あっ、ひろ先輩」


『ユイチャ〜ン、ダッテ!』


嫌みっぽく工藤の真似をしながら、おじさんはポケットの中に沈んでいった。


そのままの勢いで、工藤はテーブルに近付いてくる。


大谷も、そのあとに続いている。


「もう、美山さんも大丈夫でしょ。午後からは、4人で頂上を目指そうよ!」


「あっ、はいっ」
(ヤッホー! やっと滑れるし)


「その前に、お昼食べちゃおっか」


工藤の提案に、優衣は大きく頷く。


「私、オムライスにします!」


「えっ、もう決まってんの?」


2人のやりとりを黙って聞いていた大谷が、突然笑いだす。


「どんだけ食い意地張ってんだよ」


「じゃあ、大谷は絶対にオムライス食べないでよっ」


「あっ、俺もオムライスにしよ!」


「もーっ!」


それから4人は美味しいオムライスを食べて、頂上に向かった。