気持ちを切り替えて、普通を装う。
「おはようございます」
「……早川優衣ーっ!」
その声のする方を振り返る。
ドサッ! サラサラ……。
「ギャッ!!」
振り返った優衣の顔面に、巨大な雪の固まりが直撃。
冷たい雪を必死に払いながら、投げた相手を探す……。
(もーっ、最低!)
その犯人と思われる男、大谷は、真っ白になった花壇の前で勝ち誇ったような顔をして笑っている。
その笑顔は……、
夢で見た、あの軍人の笑顔と重なった。
(あんなの、ただの夢……。大谷と私は、なんの関係もないし!)
「ちょっとーっ、何すんのよっ!」
負けずに、大きな雪の固まりを投げ付ける。
それを交わして、逃げる大谷。
まわりに居た生徒達をも巻き込み、暴走する……。
「おはようございます」
「……早川優衣ーっ!」
その声のする方を振り返る。
ドサッ! サラサラ……。
「ギャッ!!」
振り返った優衣の顔面に、巨大な雪の固まりが直撃。
冷たい雪を必死に払いながら、投げた相手を探す……。
(もーっ、最低!)
その犯人と思われる男、大谷は、真っ白になった花壇の前で勝ち誇ったような顔をして笑っている。
その笑顔は……、
夢で見た、あの軍人の笑顔と重なった。
(あんなの、ただの夢……。大谷と私は、なんの関係もないし!)
「ちょっとーっ、何すんのよっ!」
負けずに、大きな雪の固まりを投げ付ける。
それを交わして、逃げる大谷。
まわりに居た生徒達をも巻き込み、暴走する……。


