沈黙を破ったのは、瑞希だった。
「……沙也香さぁ、本当は美大に行きたいんじゃない」
「えっ!」
その言葉で、沙也香の顔色が一気に曇る。
「進路室で、沙也香が桜花(おうか)美大を調べてるとこ、偶然に見ちゃったんだぁ」
「何言ってるの! 美大なんて、行きたい訳ないじゃないっ!!」
キレる沙也香に、他の観客達が冷たい視線を送る。
「本当の気持ち隠してていいの!? 私、沙也香のそういうウジウジしたとこ大っ嫌いっ」
瑞希は沙也香に、決定的な一言を言ってしまった。
(うそっ!??? 最悪ーっ! まじで修羅場なんですけどーっ)
「……沙也香さぁ、本当は美大に行きたいんじゃない」
「えっ!」
その言葉で、沙也香の顔色が一気に曇る。
「進路室で、沙也香が桜花(おうか)美大を調べてるとこ、偶然に見ちゃったんだぁ」
「何言ってるの! 美大なんて、行きたい訳ないじゃないっ!!」
キレる沙也香に、他の観客達が冷たい視線を送る。
「本当の気持ち隠してていいの!? 私、沙也香のそういうウジウジしたとこ大っ嫌いっ」
瑞希は沙也香に、決定的な一言を言ってしまった。
(うそっ!??? 最悪ーっ! まじで修羅場なんですけどーっ)


