もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「瑞希、今日本当はデートだったんじゃない?」


「まぁねっ。でも、全然大丈夫! 深沢も、楽しんできなって言ってくれたし」


「ふぅーん、深沢ってそういうこと言うんだぁ……。ねぇ、瑞希は深沢のどこが好きなの!?」


「うーん、色々あるけど……。やっぱり、友達想いで優しいところかなぁ」


「えーっ、深沢が優しい!? それはないでしょ」


「それはないって……、なんで!?」


「あーっ、違う違う! そっかぁ、優しいんだぁ……」


『プッ…』


おじさんが、笑いを堪えて揺れている。


それから、瑞希による深沢の自慢話が続き……、


駅前に到着すると、清楚な服装をした沙也香と合流。


そこから更に電車を乗り継いで、目的地に向かう。