もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

結局、大谷とは険悪なままバイトを終えて、すっかり暗くなった店の外に出た。


「寒ーいっ」


陽が落ちると一気に冷え込む。


上着を羽織って、バス停に向かって歩きだす。


スムーズにバスに乗り、


家に辿り着くと、


まずは、おじさんの居るサンルームに向かう。


「おじさん、ただいまーっ」


『オッ、ユイお帰りー』


おじさんは、サンルームいっぱいに置かれている植物達の葉のホコリを、1枚1枚丁寧に拭き取っている。


その様子をじっと見ていた優衣は、おじさんの異変に気付いた。


「あれーっ! おじさん、ちょっと太った?」