「大谷、ごめんね。私がはぐれちゃったから……」
「へぇー、早川優衣でも素直に謝ることあるんだ」
「私だって、自分が悪いと思ったら謝るけどっ」
「いつもそうだったら可愛いのになっ」
「えっ」
(……やだ、なんで大谷になんか動揺してんの!)
そして優衣は、まだしっかりと繋がれている右手に気付いた。
「あの……」
その視線に気付いた大谷が、慌てて手を離す。
(そうだっ、沙也香に頼まれてたアドレスを聞きだす絶好のチャンス!)
「ねぇ、大谷ーっ……。あのさぁ……、アドレス教えてくれない?」
「おーっ」
大谷は簡単に返事をすると、ジーンズのポケットから携帯を取り出した。
「へぇー、早川優衣でも素直に謝ることあるんだ」
「私だって、自分が悪いと思ったら謝るけどっ」
「いつもそうだったら可愛いのになっ」
「えっ」
(……やだ、なんで大谷になんか動揺してんの!)
そして優衣は、まだしっかりと繋がれている右手に気付いた。
「あの……」
その視線に気付いた大谷が、慌てて手を離す。
(そうだっ、沙也香に頼まれてたアドレスを聞きだす絶好のチャンス!)
「ねぇ、大谷ーっ……。あのさぁ……、アドレス教えてくれない?」
「おーっ」
大谷は簡単に返事をすると、ジーンズのポケットから携帯を取り出した。


