あたしの隣、つまりヒサの横に座ったユウコが前に居るミズキに聞く。 「なんで。」 「え?だって髪型が・・・。」 「・・・!!!?」 ミズキは恐る恐る、両手を両耳の下へやる。 どうやら自分では気づいてなかったらしい。 それをやったと思われる張本人は、横で腹を抱えて丸くなっていた。 たぶん笑いをこらえているのだろう。 まぶしいから、頭を向けるな、こっちに。 「おぅ、ハゲ・・・。んだよ、この髪。おちょくってんのか・・・?」 般若顔のミズキが、カラに問う。