錆びれたドアは、耳を塞ぎたくなるような音を立ててゆっくり開いた。


むわぁっと、中から出てくる砂埃。


完全にドアが開き、薄暗い倉庫の中に光がさす。


俺達を待っていたのは、闇虎のメンバーの約2倍の人数。


「そ、総長・・・・!これ、全部POSEIDONっスか!?」


チグサが驚きの声を上げる。


「こ、この前と比になんねぇ!」


襲撃に遭った奴らは、恐怖していた。


特に、その奥にいる1人の男を見たときこいつ等の顔から闘志はなくなっていた。


「おい、ふざけんなよ。」


後ろを振り返り、ふざけた面してるメンツの顔を見渡す。