「俺は、絶対に勝って帰ってくる。」 「ひ・・・。」 「お前も連れて行く。お前は知らなきゃならねぇことがある。」 「・・・・。」 「絶対にお前を護る。」 あたしを自分の方に向けて真正面から抱きしめてくれる。 「・・・・。怖いか・・・?」 心配そうな目であたしを見つめる。 「怖いよ・・・?みんなが、ヒサが傷つくんじゃないかって。」 「自分の心配しろよ・・・。」 「みんなが無事ならいい。」 あたしはね、どうなってもいいんだよ?