気分屋さん

―翌日―



太陽の光を浴びながら私はベットの上で目を覚ました。



そこで、私はあることに気付いた。



昨日、下で寝てたであろう人が何故か私の隣で横になっている。



スースーと寝息をたてながら…。



「………ちょっ………バカーーーー!!!」



私はそう叫んだと同時に無意識に足を出していた。



すると、隣に寝ていた人は壁の方へとんでいき、ガンッと音が聞こえたのと同時に、「グワッ!」っとう潰れたような声が聞こえた…………



「何すんだよ!いってーな!」



「だって、アンタが変な真似するからでしょ!」



友紀の心臓は今にも爆発しそうなほどバクバクしていた。



「…はいはい、すいませんでしたー。」



後ろを向きながら適当に謝った。



「本当に反省してるわけ?」



(仕方ねぇだろ…寝ぼけて入っちまったんだし…俺だってビックリしたし…)



「反省してますってば」



「…もう」



(もうビックリしたー…思わず蹴っ飛ばしちゃったし…私って可愛くない…)



私は自分のこんな性格を直したいと日々思っているのに中々直せないでいた。



「はぁ〜…」



そして無意識にため息を吐いてしまっていた。純の気持ちも知らずに…



「……」