「……悪い、困らせるつもりはなかったんだけど。桃華はこのまま巡回を続けて? 俺は海斗くんに連絡を入れたらほかの展示を見にいくから」 配慮が欠けていた。 そんな自分の至らなさを情けなく思い、彼女の返事は待たずに来た道を引き返すことにした。