とんぼ玉を掴み損ねた翠は怪訝な表情をする。
「交換条件って……?」
「あのさ、秋兄に会わない?」
「……え?」
「藤宮秋斗、俺の従兄に会わない?」
「会うよ……? だって、いつか静さんが連れてきてくれるのでしょう?」
「そのときじゃなくて……明日、秋兄に会わない?」
すごく悩んだ……。
でも、俺も秋兄も、翠の知り合いなんだ。
出逢ってないことにはできない。
今のままじゃ、歯車はうまく回らない。
時計と同じだ。直せるものなら直したほうがいいんだ。
俺の気持ち的な都合かもしれない。
でも、秋兄をあのままにはしておけない。
自業自得だといわれようが、秋兄は自分の欲求を優先させて行動したわけじゃなかった。
「交換条件って……?」
「あのさ、秋兄に会わない?」
「……え?」
「藤宮秋斗、俺の従兄に会わない?」
「会うよ……? だって、いつか静さんが連れてきてくれるのでしょう?」
「そのときじゃなくて……明日、秋兄に会わない?」
すごく悩んだ……。
でも、俺も秋兄も、翠の知り合いなんだ。
出逢ってないことにはできない。
今のままじゃ、歯車はうまく回らない。
時計と同じだ。直せるものなら直したほうがいいんだ。
俺の気持ち的な都合かもしれない。
でも、秋兄をあのままにはしておけない。
自業自得だといわれようが、秋兄は自分の欲求を優先させて行動したわけじゃなかった。