翌朝起きると、体を起こしただけでも眩暈がした。
やっぱりだめかな……。
そうは思いつつも順を追って立ち上がる。
軽い眩暈が襲うものの、そこまではひどくない。
とりあえず朝の支度をしよう。
外を見れば快晴。
下に出されていた簡易ベッドはもぬけの殻で、お布団もきれいにたたまれていた。
きっとランニングへ出かけたのだろう。
昨夜飲んだ薬を今朝もまた飲む。
前回はそこまではなんとかなっていて、午前授業の板書をノートに取るくらいのことくらいはできていた。
そのあとの、お昼の薬を飲んだあとが最悪だったのだ。
せめて午前の授業くらいは受けたい――。
そう思いながら制服に着替え、部屋を振り返る。
いつもと何も変わらない、私の大好きな部屋。
けれど、今年はこの部屋を嫌いになりそう。
本格的に痛みが出てくれば、しばらくの間はこの部屋から出られはしないだろう。
そうなったときのことを考えるとぞっとする。
閉所恐怖症というわけではない。ただ、病院の病室もこの部屋も、外界と絶たれてしまうような気がするのだ。
それが嫌なんだけど、でも仕方のないことだ。
やっぱりだめかな……。
そうは思いつつも順を追って立ち上がる。
軽い眩暈が襲うものの、そこまではひどくない。
とりあえず朝の支度をしよう。
外を見れば快晴。
下に出されていた簡易ベッドはもぬけの殻で、お布団もきれいにたたまれていた。
きっとランニングへ出かけたのだろう。
昨夜飲んだ薬を今朝もまた飲む。
前回はそこまではなんとかなっていて、午前授業の板書をノートに取るくらいのことくらいはできていた。
そのあとの、お昼の薬を飲んだあとが最悪だったのだ。
せめて午前の授業くらいは受けたい――。
そう思いながら制服に着替え、部屋を振り返る。
いつもと何も変わらない、私の大好きな部屋。
けれど、今年はこの部屋を嫌いになりそう。
本格的に痛みが出てくれば、しばらくの間はこの部屋から出られはしないだろう。
そうなったときのことを考えるとぞっとする。
閉所恐怖症というわけではない。ただ、病院の病室もこの部屋も、外界と絶たれてしまうような気がするのだ。
それが嫌なんだけど、でも仕方のないことだ。