さて、どうしたものかな。
とりあえず、床からは離脱、と……。
軽く屈伸するように立ち上がり、ベッドサイドの椅子に腰掛ける。
病室によくあるスツールではなく、背もたれ肘置きつきのきちんとした家具。
背もたれ部分と座面にはワインレッドの布張り。フィット感文句なし。
いい椅子使ってるな……。これどこのメーカーだろう。
部屋自体は白い壁にライトブラウンの色調でまとめられている。
本当、ナチュラルテイストでまとめられたホテルの一室っぽい。
照明はスポットライトが多いな。
「……そういうところ、翠葉ちゃんとそっくりな?」
部屋の検分をしていると、意外なことに秋斗先輩から話しかけられた。
改めて先輩を見れば、やっぱり管だらけなわけで……。
「何、オムツ男って言いたいわけ」
やや荒っぽい口調で言われる。
オムツっていうのはたぶんアレだ。尿カテをしているのだろう。
「いや、別にそんなこと思ってませんってば……」
「いいや、絶対に思っただろっ!?」
だから、思ってないってば……。
とりあえず、床からは離脱、と……。
軽く屈伸するように立ち上がり、ベッドサイドの椅子に腰掛ける。
病室によくあるスツールではなく、背もたれ肘置きつきのきちんとした家具。
背もたれ部分と座面にはワインレッドの布張り。フィット感文句なし。
いい椅子使ってるな……。これどこのメーカーだろう。
部屋自体は白い壁にライトブラウンの色調でまとめられている。
本当、ナチュラルテイストでまとめられたホテルの一室っぽい。
照明はスポットライトが多いな。
「……そういうところ、翠葉ちゃんとそっくりな?」
部屋の検分をしていると、意外なことに秋斗先輩から話しかけられた。
改めて先輩を見れば、やっぱり管だらけなわけで……。
「何、オムツ男って言いたいわけ」
やや荒っぽい口調で言われる。
オムツっていうのはたぶんアレだ。尿カテをしているのだろう。
「いや、別にそんなこと思ってませんってば……」
「いいや、絶対に思っただろっ!?」
だから、思ってないってば……。