いつでも電話できるしメールもできるんだけど――。
結局言い出せなくて、今日、なんだよなぁ……。
さっきから翠葉の部屋で複数の声がしている。
もう彼女たちが来ているのだろう。
さて、なんと切り出したものかな……。
俺も秋斗先輩と変わらない状況か。
ま、帰りに送るとでも言ってなんとか時間を作ろう。
二時間ほどすると携帯が鳴った。
『蒼兄? みんなが帰るって言うんだけど……』
「わかった。そっちに行くからちょっと待ってな」
こういうタイミングで声をかけてくれるあたりが翠葉だと思う。
俺はパソコンをシャットダウンさせ、車のキーを手に部屋を出た。
翠葉の部屋へ行くと、制服姿の三人と私服姿がひとり。
「久しぶりです」
と、声をかけてきたのは私服姿の簾条さんだった。
結局言い出せなくて、今日、なんだよなぁ……。
さっきから翠葉の部屋で複数の声がしている。
もう彼女たちが来ているのだろう。
さて、なんと切り出したものかな……。
俺も秋斗先輩と変わらない状況か。
ま、帰りに送るとでも言ってなんとか時間を作ろう。
二時間ほどすると携帯が鳴った。
『蒼兄? みんなが帰るって言うんだけど……』
「わかった。そっちに行くからちょっと待ってな」
こういうタイミングで声をかけてくれるあたりが翠葉だと思う。
俺はパソコンをシャットダウンさせ、車のキーを手に部屋を出た。
翠葉の部屋へ行くと、制服姿の三人と私服姿がひとり。
「久しぶりです」
と、声をかけてきたのは私服姿の簾条さんだった。