「意見がある人は挙手」
「はい、どうやって答えるわけ? っていうか、本当にこのメンバー全員で話すの?」
と、佐野。
「それは私も考えていたところ」
もしかしたら、佐野と私は思考回路が似てるのかもしれない。
「……あの、男女でする話ではないの? ……だから蒼兄も逃げたのかな……」
若干気の抜けたような翠葉の声が聞こえてきた。
「蒼樹さん、逃げんなよ」
と、海斗がボソリと零す。
でも、さすがにこれは仕方ないんじゃないかしら。
だって、兄妹とはいえ男と女でしょ……。
「ねぇ、メールとかじゃダメ?」
飛鳥が言えば、
「長文メール面倒だし、誤解が生じやすいから却下。個人面談は?」
と、海斗。
「「異議なし」」
もちろん、答えたのは私と佐野。
そうすると順番を決めなくてはいけない。
「はい、どうやって答えるわけ? っていうか、本当にこのメンバー全員で話すの?」
と、佐野。
「それは私も考えていたところ」
もしかしたら、佐野と私は思考回路が似てるのかもしれない。
「……あの、男女でする話ではないの? ……だから蒼兄も逃げたのかな……」
若干気の抜けたような翠葉の声が聞こえてきた。
「蒼樹さん、逃げんなよ」
と、海斗がボソリと零す。
でも、さすがにこれは仕方ないんじゃないかしら。
だって、兄妹とはいえ男と女でしょ……。
「ねぇ、メールとかじゃダメ?」
飛鳥が言えば、
「長文メール面倒だし、誤解が生じやすいから却下。個人面談は?」
と、海斗。
「「異議なし」」
もちろん、答えたのは私と佐野。
そうすると順番を決めなくてはいけない。