しかし 王様は冷静で、 「なら話は早い。おまえの王座はあやつに渡すことになった。もし、いやならこの場でその人間を殺すんだな。」 「はっ、美鈴を殺すくらいなら王座なんていらねぇよ!!」 「ならばおまえはここでしね!!」 ここで 戦うつもりですか?! それだけは 止めないと!! 「王様、リコル様、ここでは少しっ!」 すると 王様とリコル様は 顔を見合わせて、 「しかたがあるまい」 「ちっ」 救護室から 出て行った。