「う……」 リコルは 目が覚めて 起き上がった。 「リコルっ!もう大丈夫なの?」 「あ…あぁ…何ともない…」 やつは 不思議そうな顔で そういった。 「本当に?やせ我慢とかしてないでしょうね?」 「あぁ、大丈夫だ。」 「よかった…」 大丈夫と 知って安心したあまりに 急に体が重くなった。 「美鈴?!!」 私はやつに 倒れかけた。 「お前が大丈夫かよ?!」 「え…あぁ…うん」