「おまえ…絶対許さないからな…!!」


そういい

わたくしの首のところを

わざとわたくしが

倒れるように

離した。


リコル様は

人間を

お姫様抱っこをし、

急いで

どこかへ行ってしまった。

人間なんて死んでしまえばいい。

わたくしの術は

そう簡単には

解けない。

なぜなら

わたくしの意思でしか

解けない術だもの。

あの人間が助かるのも

時間の問題。

リコル様に嫌われようと

親どうしが決めた

結婚相手。

いずれかは結婚しなければ

ならない。

ふふっと笑い

城を後にした。