バタンッ

もちろん人間は倒れた。


「美鈴っ!!!」


リコル様の慌てて

人間を抱きかかえ、

何度も読んだ。

わたくしは悪くない。

悪いのは

わたくしよりも

あとから出会ったくせに

リコル様といるあの人間。

ちょっと顔が整ってる

からって調子に乗りすぎ。

わたくしは

冷たい目で人間を

みた。

その顔をリコル様に

見られているとも

知らないで……。


「ステーファ!!!!!!!!!!」


グイッ


わたくしの首のところを

掴んで

怒りにみちた赤い目が

わたくしを睨んだ。